《第460回 広島・山口合同観察会 山口市 平成30年10月13日~14日》

 今年の山口・広島合同観察会は山口なばの会が担当で、講師に長澤栄史先生をお迎えして山口市で行なわれました。

 13日は山口市湯田温泉「サンフレッシュ山口」で「きのこの採集と観察」というタイトルで長澤先生に講演していただき、その後同じ湯田温泉の「翠山荘」で懇親会が行なわれました。

 14日は山口市徳地町の山口市森林セラピー基地の大原湖愛鳥林エリア周辺で観察会を行い、国立山口徳地青少年自然の家で昼食、その後長澤先生にご指導いただき同定会を行ないました。

 きのこは夏から秋への端境期のようで、思ったほどきのこの姿はありません。リストにすると種類数だけはあるのですが、状態は良くありません。フウセンタケ科やベニタケ科のきのこは不明種がたくさんです。それでもいくつか注目されるきのこがありました。

 当日採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第3回 野生きのこ料理教室 平成30年10月12日(金)》

場所:広島市安佐南区 大塚公民館

参加者:15名(料理研究幹事を含む)

 

3回野生きのこ料理教室が行なわれました。今回皆さんが持ち寄ったきのこはコウタケ、ホンシメジ、ハタケシメジ、アカモミタケ、ニンギョウタケ、アイシメジ、マツタケ(Y.M.さんの差し入れ)、マイタケ(原木栽培)などです。超豪華なキノコ達です。

15名が3班に分かれ、各班でそれぞれ決められた23品の料理を作りました。

レシピが用意された料理は「香草風味、簡単コック・オ・ヴァン(鶏の赤ワイン煮)」「にんぎょうたけとベビー帆立のクリームソース」「きのこのサラダ」「きのこのパスタ」でしたが、豪華なきのこがたくさんありましたので、「マツタケのお吸い物」「きのこの白あえ」を追加して作り、大変美味しくいただきました。

残った沢山の美味しいきのこは、お馴染みジャンケン大会をして、皆で分けて持って帰りました。

今回の料理のレシピは次号のFairy Ringで紹介します。(I.S.

《第15回 野生きのこ展 平成30年9月29日(土)》

場所:広島市植物公園

 

今回の野生きのこ展は9月29日(土)と30日(日)の二日間で行われる予定でしたが、台風24号接近により植物公園が閉園になったため、29日一日のみの開催となってしまいました。しかも雨・・・。28日の準備の時まではあんなに天気が良かったのに、仕方ありません。

今回の写真展示のテーマは「不思議な形のきのこ」。

9月に入って雨がよく降り、きのこの発生は順調です。今回は一日のみの開催でしたが、178種ものきのこを展示することができました。二日目にきのこを持って植物公園に来るつもりだった会員もたくさんいたと思いますが、また来年に期待しましょう。

展示したきのこをいくつか紹介します。今回の写真はS.Y.さんが撮ってくれました。

 

フウセンタケ属のきのこにしては珍しく、しっかりした膜質のツバを持つツバムラサキフウセンタケ。

ニセマツタケはマツタケによく似ているのですが、広葉樹林に発生しマツタケ臭はほとんど有りません。柄の基部は細まり、マツタケよりやや早い時期に発生します。1本だけ見つけたマツタケがまだ幼菌だったのに比べて、同じ時期にもう老成しているのが写真でもわかります。

イッポンシメジ属なのに黄色のヒダを持つキヒダイッポンシメジ。

ホオベニシロアシイグチは展示したもの以外にも、たくさん採集されていました。次の日の展示のためにと新聞紙にくるんで大事にとっておいたのですが・・・。

ヤブニワタケは竹藪に生えます。きのこ展の会場横の竹林にきのこが生えていると植物公園の職員の方が教えてくれました。さっそく採集して展示しました。

その他、きのこいろいろです。

 

結局、台風24号は広島では特に被害を与えることもなく過ぎてくれました。何よりのことです。

野生きのこ展で展示されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第459回 三原市八幡町 御調八幡宮周辺 平成30年9月17日(月・祭)》

 久々の観察会です。9月に入って、順調に雨も降り、あちこちできのこ発生の情報も聞かれるようになりました。

 今回、私は社殿横のシイ林の方に行ってみました。石段を登りながら左右を見ると小さなきのこがたくさん目にはいってきます。少し期待できそうです。社殿の横に切った木の枝や落ち葉を山積みにしてある場所がありました。結構こういう所は狙い目です。しゃがんでみると何種類かのきのこが生えています。その中の1種類をとってヒダを見ると、ヒダに不思議な色が・・・。これは珍しいぞ、と確信して数本を採集。このきのこが何だったのか、詳しくは会員限定ページを見て下さい。

結局その場所で時間を費やしてしまい、シイ林の中には入らず、周囲をぐるっと回って同定場所に帰りましが、その周囲だけでもきのこが一杯。

 同定場所にもどると、既にきのこが並べられ初めていました。今回多かったのはイグチ類とハラタケ科のきのこだったようです。その中でも珍しいのが最年少O.K.君が見つけたヒメヌメリイグチです。アキノアシナガイグチ(ヌメリアシナガイグチ)をそのままコンパクトにしたようなきのこで、高さは5cm位。K.Y.さんも今まで2回位しか見たことがないと大喜びで持って帰られました。(すみません、このきのこの写真を撮り忘れました。)

 結局70種近いきのこを同定することができました。今回採集したきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第458回 北広島町新庄 小倉山城跡 平成30年8月26日(日)》

猛暑と乾燥のため中止。

 

《第457回 庄原市東城町 休暇村帝釈峡 平成30年7月29日(日)》

猛暑と乾燥のため中止。

 

《第456回 宮島大元公園 平成30年7月14日(土)》

この度の西日本豪雨により被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

そしてその後の猛暑。宮島桟橋から大元公園まで歩いていくだけで、汗だくです。

きのこの採集をするには土地の所有者、管理者の許可を得ることが必要ですが、宮島は国の特別名勝・特別史跡に指定され、文化財保護法の適用を受けるため、きのこ等の採取には特に厳しい規制があります。ですから今回はきのこの採集をせずに、一緒に歩いてきのこの観察をしながら同定をしていき、この日担当のG.T.さんが記録をとってくれました。何しろきのこをひっくりかえすことも、もちろん標本をとることもできないので大変です。地面に這いつくばってきのこを確認し、小さな鏡できのこの裏を確認したりするのですが、わからないものがたくさん出てくるのは仕方がありません。それでも50種位のきのこを確認することができました。特に広島ではここでしか見られないきのこや、熱帯性のきのこなど珍しいきのこも確認することができました。

当日観察されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第455回 広島市中区 広島城周辺 平成30年6月30日(土)》

梅雨の真っ只中。今日は朝から雨です。

集合するとK.Y.さんより、次の週に同じ場所で他の観察会があるので、きのこは採集しないで下さいとのお願いがありました。そこで今回は、皆で一緒にきのこを観察しながら同定をし、必要なものだけを標本として採集するという方法で行なうことになりました。

同定されたきのこの名前は担当のK.M.さんが記録してくれました。テングタケの仲間やイグチの仲間が沢山発生していて、やっと夏になったなという感じです。

途中で大雨警報が出る状況の中、同定をして、写真を撮って、記録して・・・と、びしょ濡れになりながら頑張りましたが、そういう状況ではどうしても不明のきのこが多くなります。それでも持ち帰ったきのこの中には、ちょっと珍しいものがあったりして感激です。

また、この場所はある冬虫夏草の発生場所があります。A.T.さんと担当のK.M.さんが事前に確認をしていてくれたので、皆で観察することができました。

観察されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第454回 北広島町舞綱 万徳院跡周辺 平成30年5月27日(日)》

 万徳院跡周辺での観察会は初めてとのことでした。

 今日は担当者2名を含めて13名の参加でした。

まずK.Y.さんから今日の観察会では、ぜひ見つけたいきのこがあるので、ついてくるように案内がありました。

晴天続きで乾燥気味なのであまり期待できそうもありませんでした。

めざす環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているきのこは、広島県でもここでしか見つけられていないそうです。(このきのこの名前と写真は会員限定ページに掲載しています。)

以前この辺りで見つかったという周辺を参加者全員で探しました。

みんながやや諦めかけていた時、H.T.さんが見つけてくれました。その辺りで2本目を探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。

 同定場所では、ヒトクチタケのきのこ虫とおとしぶみの主(虫)も見ました。

オトシブミは、みんなの手のひらで死んだふりも見せてくれました。

 採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(M.A.)

《第453回 広島市南区比治山 平成30年4月28日(土)》

 比治山で観察会を行なうのは2003年(平成15年)3月以来15年ぶりです。以前はトガリアミガサタケの仲間の観察を目的として、3月に観察会を行なうことが多かったのですが、4月に行なうのは初めてです。

 さわやか晴天に恵まれ、新緑の中でのきのこ観察は気持ちがいいのですが、きのこの発生はあまり良くありません。それでもナラタケの仲間が発生していたり、石垣の石の隙間から多数のウラスジチャワンタケが発生していたりとなかなか楽しめます。

ナラタケの仲間は現在数種に分かれています。同定時に顕微鏡で確認して、種まで確定できました。会員限定ページでその解説も行なっています。

また、今まで比治山ではカンゾウタケは観察されていませんでしたが、今回S.Y.君が採集してくれました。まだ時期としては少し早いので、小さな幼菌でしたが、カンゾウタケであるとわかるとS.Y.君は大喜びでした。

今まで3月に行なっていた観察の時期を少しずらすことで、その場所での新しいきのこを確認することができたのは、大きな収穫でした。

今回採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第452回 広島市東区二葉山(定点観察24回目)平成30年3月25日(日)》

二葉山での定点観察は今回で最後です。ソメイヨシノの開花宣言も出され、春らしい天気に、今日は担当者も含めて19名の参加でした。

この山にはヤブツバキがたくさんあるのですが、この時期によく見られるツバキキンカクチャワンタケはいままでのここでの観察会では見られませんでした。今年は特にツバキの花がたくさんついているようで、地面に花が落ちている所を皆でさがし、やっとツバキキンカクチャワンタケを見つけることができました。数日前に雨が降ったせいで、キクラゲ類も見られ、きのこもやっと春のようです。

同定の後は今回の担当のK.Y.さんからタバコウロコタケ科についてお話を聞きました。この山ではタバコウロコタケ科のきのこがよく出てきたように思います。また、いわゆる硬質菌は一筋縄ではいかない、なかなか難かしいという話も・・・やはり顕微鏡観察は欠かせませんよね。

山を下りながらH.H.さんにエゴノキの新芽を教えてもらいました。エゴノキタケが付いている枯れ木はよく見ているのですが、芽吹いているところを注意して見たことはありませんでした。新緑が可愛かったです。

採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第25回総会&情報交換会 平成30年3月3日(土)》

場所:広島市まちづくり市民交流プラザ

 

25回総会と情報交換会が行われ、33名が出席しました。

総会は1330分から行われ平成29年活動報告、会計報告、平成30年活動計画案、会計予算案、新きのこ鑑定士紹介・表彰、役員改選等について話し合われました。

情報交換会は予定より少し遅れて15時位から始まり、「富士山のきのこ」(S.Y.さん)、「きのこの不思議あれこれ」(D.T.さん)、「菌山街道一筋」(H.A.さん)の発表がありました。予定より時間が押してしまったので、話し足りなかった方もいらっしゃったようですが、次回、続きを期待しています。

総会、情報交換会の後は場所を変えて、懇親会も行われました。(I.S.

《第451回 広島市東区二葉山(定点観察23回目)平成30年2月25日(日)》

 1月の定点観察が雪で中止になったので、今日が今年最初の観察会です。天気予報では雨になりそうでしたが、幸い雨が降ることもありませんでした。この時期の雨は雪よりつらいですよね。

きのこの方は大方の予想通り、硬質菌の残骸ばかりでした。でも、こういう時は、名前を付けることに追われないので、ゆっくりきのこの話ができます。集合すると参加者の方が他の場所で採集したツバキキンカクチャワンタケを持って来られていました。そこでの話題は菌核についてでした。登り始めるとヤブツバキがポツポツと出てくるので、その木の下を探してみますが、ツバキキンカクチャワンタケは見つかりませんでした。

同定場所付近のいつものクジラタケの倒木でO.K.君が「木の皮を剥いだら、下にクジラタケの赤ちゃんがいたよ。」というので、今度は、なぜクジラタケの赤ちゃんは木の皮の下にいるのか?きのこは木のどの部分を食べているのか、という話題でした。さらにスエヒロタケのヒダが二重になっているのを皆でルーペで確認しながら、スエヒロタケのヒダはなぜ二重になっているのかとか、ツチグリの外皮と似た役割であるとか、皆が自由にきのこの話をし、勉強しました。

採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第450回 広島市東区二葉山(定点観察22回目)平成30年1月28日(日)》

雪のため中止。

 

《第449回 広島市東区二葉山(定点観察21回目)平成29年12月23日(土)》

今年最後の観察会です。11月、12月と例年になく寒い日が続きました。この時期、きのこはほとんどなくなってしまいます。それにもかかわらず、12名が集まってくれました。

まず一番気になるのは、昨年この時期に見つけた地下生菌が、今年も発生しているかどうかです。発生場所あたりを捜しますが、なかなか見つかりません。諦めかけた頃、参加者のN.S.さんがやっと1つだけ見つけてくれました。良かった。沢山の目があるのは助かります。

それ以外のきのこは、ほとんどが古くなった硬質菌でした。しかし、その中に今まで同定したことのないものがいくつかありました。硬質菌をよく勉強されているS.S.さんにも協力してもらい、名前を付けました。硬質菌は変異が大きく、肉眼での同定だけでは難しいものです。それに、古くなって状態が悪くなると、胞子さえ確認できないことも多いのです。いくつかは持ち帰って検証しましたので、会員限定ページを見て下さい。

更に、参加者の中から「コガネネバリコウヤクタケは粘っていないのに、なぜネバリという名前が付いているのか。」という面白い質問がありました。現地ではわからなかったので、これも会員限定ページでI.T.さんが説明しています。

また、最年少会員のO.K.君が、自宅近くの公園で見つけたきのこの写真を見せてくれました。そこには、今年、広島で初めて確認された、フカミドリヤマタケ(工藤・長澤仮称)らしいきのこの写真もありました。もちろん写真だけで、断定することはできませんが、子供さんの目は素晴らしいです。ちなみにO.K.君は5歳。いつもマイ図鑑を持ち歩いています。

今回採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《情報交換会 広島市中央公民館 平成29年12月2日(土)》

恒例の情報交換会が行われ、27名が参加しました。

今回は特に国立研究開発法人 産業技術総合研究所の星野 保先生に来ていただき、「雪腐病菌になった担子菌、ガマノホタケの種類と生き方:極地から広島まで」と題して講演をしていただきました。雪腐病菌とガマノホタケについての話や、極地やシベリアでのエピソードなど、私達にもわかりやすくお話していただきました。星野先生は平成244月から平成293月までの5年間、東広島に勤務されており、芸北などでガマノホタケを探されています。寒い所のものとばかり思っていて、あまり馴染みのなかったガマノホタケでしたが、広島にも何種類かあることがわかり、少し興味が沸いてきました。広島は豪雪地帯なんですね。

その他の情報交換会の話題は総務幹事による「小学館きのこ図鑑 DVD紹介」と「野生きのこ展・概要・アンケート結果その1」でした。

情報交換会の後は、場所を変え忘年会を行ないました。今回は情報交換会でお話を伺った星野先生も参加され、その気さくな人柄で楽しい話も尽きませんでした。(I.S.

《第448回 広島市東区二葉山(定点観察20回目)平成29年11月23日(木・祭)》

今日は広島カープのファン感謝デーということで、二葉山のあるJR広島駅周辺の駐車場はどこも満車。カープファンは駅周辺に車を止めて、マツダスタジアムまで歩いて行くらしいのです。そのあおりを受けて、車で観察会に参加する人は駐車場探しが大変だったようです。

前日の雨は回復しましたが、日射しがなくなると寒いです。参加者は少ないだろうと思いましたが、予想に反して多くの方が参加してくれました。しかも、新しい方が何人もいらっしゃって、嬉しいかぎりです。でも段々ときのこが少ない時期になります。せっかく来られた方にたくさんのきのこを見せてあげたいのですが、こればかりはどうしようもありません。

採集されたきのこはやはり硬質菌が中心でした。硬質菌以外ではアカダマタケ類似種が採集されました。アカダマタケは子実体をかじると甘いのも特徴です。何人かの方がかじって甘味を確認しましたが、アカダマタケは食毒不明です。味は確かめるだけにして、食べないで下さいね。

採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第447回 山県郡北広島町聖湖キャンプ場 平成29年11月19日(日)》

今回は観察会と共に恒例のきのこ鍋の日です。しかし、まだ11月なのに寒波到来。聖湖キャンプ場はうっすらと雪が積り、時々アラレ混じりの強風が吹きます。この最悪の条件の中20名以上の方が集まってくれました。採集されたきのこはこの時期定番のものがほとんどで、数も多くありませんでした。落ち葉と雪で地上生のきのこはほとんど見えず、材上生のきのこは、雪を被って凍っているのですから仕方がありません。早々に炊事棟に戻りました。

きのこ鍋の中に入れたきのこはヒラタケ、ハタケシメジ、マツタケモドキ、シモフリシメジ、ムキタケ、クリタケ、チャナメツムタケ、ナメコ、アブラシメジモドキ、アミタケ、マイタケ、アラゲキクラゲの12種類でした。最後にうどんも入れて、おいしくいただきました。

採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。  (I.S.