《第452回 広島市東区二葉山(定点観察24回目)平成30年3月25日(日)》

二葉山での定点観察は今回で最後です。ソメイヨシノの開花宣言も出され、春らしい天気に、今日は担当者も含めて19名の参加でした。

この山にはヤブツバキがたくさんあるのですが、この時期によく見られるツバキキンカクチャワンタケはいままでのここでの観察会では見られませんでした。今年は特にツバキの花がたくさんついているようで、地面に花が落ちている所を皆でさがし、やっとツバキキンカクチャワンタケを見つけることができました。数日前に雨が降ったせいで、キクラゲ類も見られ、きのこもやっと春のようです。

同定の後は今回の担当のK.Y.さんからタバコウロコタケ科についてお話を聞きました。この山ではタバコウロコタケ科のきのこがよく出てきたように思います。また、いわゆる硬質菌は一筋縄ではいかない、なかなか難かしいという話も・・・やはり顕微鏡観察は欠かせませんよね。

山を下りながらH.H.さんにエゴノキの新芽を教えてもらいました。エゴノキタケが付いている枯れ木はよく見ているのですが、芽吹いているところを注意して見たことはありませんでした。新緑が可愛かったです。

採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第25回総会&情報交換会 平成30年3月3日(土)》

場所:広島市まちづくり市民交流プラザ

 

25回総会と情報交換会が行われ、33名が出席しました。

総会は1330分から行われ平成29年活動報告、会計報告、平成30年活動計画案、会計予算案、新きのこ鑑定士紹介・表彰、役員改選等について話し合われました。

情報交換会は予定より少し遅れて15時位から始まり、「富士山のきのこ」(S.Y.さん)、「きのこの不思議あれこれ」(D.T.さん)、「菌山街道一筋」(H.A.さん)の発表がありました。予定より時間が押してしまったので、話し足りなかった方もいらっしゃったようですが、次回、続きを期待しています。

総会、情報交換会の後は場所を変えて、懇親会も行われました。(I.S.

《第451回 広島市東区二葉山(定点観察23回目)平成30年2月25日(日)》

 1月の定点観察が雪で中止になったので、今日が今年最初の観察会です。天気予報では雨になりそうでしたが、幸い雨が降ることもありませんでした。この時期の雨は雪よりつらいですよね。

きのこの方は大方の予想通り、硬質菌の残骸ばかりでした。でも、こういう時は、名前を付けることに追われないので、ゆっくりきのこの話ができます。集合すると参加者の方が他の場所で採集したツバキキンカクチャワンタケを持って来られていました。そこでの話題は菌核についてでした。登り始めるとヤブツバキがポツポツと出てくるので、その木の下を探してみますが、ツバキキンカクチャワンタケは見つかりませんでした。

同定場所付近のいつものクジラタケの倒木でO.K.君が「木の皮を剥いだら、下にクジラタケの赤ちゃんがいたよ。」というので、今度は、なぜクジラタケの赤ちゃんは木の皮の下にいるのか?きのこは木のどの部分を食べているのか、という話題でした。さらにスエヒロタケのヒダが二重になっているのを皆でルーペで確認しながら、スエヒロタケのヒダはなぜ二重になっているのかとか、ツチグリの外皮と似た役割であるとか、皆が自由にきのこの話をし、勉強しました。

採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.

《第450回 広島市東区二葉山(定点観察22回目)平成30年1月28日(日)》

雪のため中止。

 

《第449回 広島市東区二葉山(定点観察21回目)平成29年12月23日(土)》

今年最後の観察会です。11月、12月と例年になく寒い日が続きました。この時期、きのこはほとんどなくなってしまいます。それにもかかわらず、12名が集まってくれました。

まず一番気になるのは、昨年この時期に見つけた地下生菌が、今年も発生しているかどうかです。発生場所あたりを捜しますが、なかなか見つかりません。諦めかけた頃、参加者のN.S.さんがやっと1つだけ見つけてくれました。良かった。沢山の目があるのは助かります。

それ以外のきのこは、ほとんどが古くなった硬質菌でした。しかし、その中に今まで同定したことのないものがいくつかありました。硬質菌をよく勉強されているS.S.さんにも協力してもらい、名前を付けました。硬質菌は変異が大きく、肉眼での同定だけでは難しいものです。それに、古くなって状態が悪くなると、胞子さえ確認できないことも多いのです。いくつかは持ち帰って検証しましたので、会員限定ページを見て下さい。

更に、参加者の中から「コガネネバリコウヤクタケは粘っていないのに、なぜネバリという名前が付いているのか。」という面白い質問がありました。現地ではわからなかったので、これも会員限定ページでI.T.さんが説明しています。

また、最年少会員のO.K.君が、自宅近くの公園で見つけたきのこの写真を見せてくれました。そこには、今年、広島で初めて確認された、フカミドリヤマタケ(工藤・長澤仮称)らしいきのこの写真もありました。もちろん写真だけで、断定することはできませんが、子供さんの目は素晴らしいです。ちなみにO.K.君は5歳。いつもマイ図鑑を持ち歩いています。

今回採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《情報交換会 広島市中央公民館 平成29年12月2日(土)》

恒例の情報交換会が行われ、27名が参加しました。

今回は特に国立研究開発法人 産業技術総合研究所の星野 保先生に来ていただき、「雪腐病菌になった担子菌、ガマノホタケの種類と生き方:極地から広島まで」と題して講演をしていただきました。雪腐病菌とガマノホタケについての話や、極地やシベリアでのエピソードなど、私達にもわかりやすくお話していただきました。星野先生は平成244月から平成293月までの5年間、東広島に勤務されており、芸北などでガマノホタケを探されています。寒い所のものとばかり思っていて、あまり馴染みのなかったガマノホタケでしたが、広島にも何種類かあることがわかり、少し興味が沸いてきました。広島は豪雪地帯なんですね。

その他の情報交換会の話題は総務幹事による「小学館きのこ図鑑 DVD紹介」と「野生きのこ展・概要・アンケート結果その1」でした。

情報交換会の後は、場所を変え忘年会を行ないました。今回は情報交換会でお話を伺った星野先生も参加され、その気さくな人柄で楽しい話も尽きませんでした。(I.S.

《第448回 広島市東区二葉山(定点観察20回目)平成29年11月23日(木・祭)》

今日は広島カープのファン感謝デーということで、二葉山のあるJR広島駅周辺の駐車場はどこも満車。カープファンは駅周辺に車を止めて、マツダスタジアムまで歩いて行くらしいのです。そのあおりを受けて、車で観察会に参加する人は駐車場探しが大変だったようです。

前日の雨は回復しましたが、日射しがなくなると寒いです。参加者は少ないだろうと思いましたが、予想に反して多くの方が参加してくれました。しかも、新しい方が何人もいらっしゃって、嬉しいかぎりです。でも段々ときのこが少ない時期になります。せっかく来られた方にたくさんのきのこを見せてあげたいのですが、こればかりはどうしようもありません。

採集されたきのこはやはり硬質菌が中心でした。硬質菌以外ではアカダマタケ類似種が採集されました。アカダマタケは子実体をかじると甘いのも特徴です。何人かの方がかじって甘味を確認しましたが、アカダマタケは食毒不明です。味は確かめるだけにして、食べないで下さいね。

採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第447回 山県郡北広島町聖湖キャンプ場 平成29年11月19日(日)》

今回は観察会と共に恒例のきのこ鍋の日です。しかし、まだ11月なのに寒波到来。聖湖キャンプ場はうっすらと雪が積り、時々アラレ混じりの強風が吹きます。この最悪の条件の中20名以上の方が集まってくれました。採集されたきのこはこの時期定番のものがほとんどで、数も多くありませんでした。落ち葉と雪で地上生のきのこはほとんど見えず、材上生のきのこは、雪を被って凍っているのですから仕方がありません。早々に炊事棟に戻りました。

きのこ鍋の中に入れたきのこはヒラタケ、ハタケシメジ、マツタケモドキ、シモフリシメジ、ムキタケ、クリタケ、チャナメツムタケ、ナメコ、アブラシメジモドキ、アミタケ、マイタケ、アラゲキクラゲの12種類でした。最後にうどんも入れて、おいしくいただきました。

採集されたきのこのリストと解説は会員限定ページです。  (I.S.

《第446回 野呂山 平成29年10月29日(日)》

台風接近のため中止。

 

《第445回 広島市東区二葉山(定点観察19回目) 平成29年10月22日(日)》

台風接近のため中止。

 

 

《第444回 府中市諸毛町 サン・スポーツランド 平成29年10月21日(土)》

この時期は秋晴れが続き、乾燥できのこが発生しないという年が何年も続きました。今年は少し様子が違います。秋雨前線の影響で雨がよく降っています。この日は更に、台風が接近しているため、今にも雨が振りそうな空模様です。今回は鑑定士試験の予定でしたが、試験を受ける人がいないため試験は中止し、早めに採集して集まろうということになりました。また、昨年も取材にきた地元のミニコミ誌の取材が今年もありました。

ここは、一般の人もきのこ狩りによく来る場所らしく、毎日袋いっぱいの食用きのこを採っていく人もいる、という話を聞きました。果たしてどんなきのこが残っているのか心配になってきます。

歩き始めて30分もしない内に、ポツリポツリと降り出し、まもなく本降りになりました。雨を避けて管理事務所の玄関先を借りて同定しましたが、食用きのこを含め、思ったより沢山のきのこが集まりました。そして今回も珍しいきのこが出てきました。

 採集きのこのリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第2回 野生きのこ料理教室 平成29年10月12日(木)》

場所:広島市安佐南区 大塚公民館

参加者:15名(料理研究幹事を含む)

 

昨年に引き続き第2回目の料理教室です。

昨年はきのこが少なかったのですが、今回はたくさん集まりました。コウタケ、ホンシメジ、ハタケシメジ、アカモミタケ、ハツタケ、ショウゲンジ、ニンギョウタケ、ホウキタケ、カワムラアブラシメジ、キクラゲ、ムラサキアブラシメジモドキ、マイタケ(原木栽培)・・・他にもあったかもしれません。料理幹事も嬉しい悲鳴です。

皆さんで作った料理は「いろいろシメジの中華おこわ」「ほうきたけのワンタンスープ」「にんぎょうたけと豆腐の甘酢煮」「豚肉の五香粉風味、紹興酒ときのこのソース」でしたが、それ以外にY.M.さんが「マツタケご飯」と「アカモミタケと冬瓜の煮物」、N.T.さんが「コウタケご飯」と「オバイケときのこのからし酢味噌和え」と「スープ」を作ってこられました。余ったきのこや食材は皆で分けて持ち帰りました。

今回の料理のレシピは次号のFairy Ringで紹介します。(I.S.

《第14回野生きのこ展 平成29年9月30日(土)~10月1日(日)》

場所:広島市植物公園

 

今年の野生きのこ展は昨年より2週間ほど早い日程です。きのこの状況はどうでしょうか。二日間とも秋の穏やかな天気に恵まれました。でも初日の土曜日はお客様も少なくがらんとしています。少し不安になりましたが、結果的には2日合計で会員も含め376名の入場者がありました。展示きのこ数も延べ273種(内、冬虫夏草の乾燥標本73種)を数えました。入場者数、展示きのこ数共に昨年を上回りました。昨年は冬虫夏草の展示はありませんでしたので、それを除いても上回っています。数が多いだけではありません、珍しいきのこ、広島では初めて確認されたきのこもいくつかありました。

今回の写真展示のテーマは「四季のきのこ」。春夏秋冬に分けて写真を展示しました。

2日目の植物公園内の観察会の写真撮影をH.Y.さんにお願いしました。観察会には44名もの参加があり、皆さん熱心に講師のK.Y.さんの説明を聞く様子が写されていました。家族連れの方が多いようで、子供さんが多いのが印象的です。この子たちがずっときのこに興味を持ってくれたらと思わずにはいられません。

 展示きのこリストと解説は会員限定ページです。(I.S.

《第443回 広島市東区二葉山(定点観察18回目) 平成29年9月18日(月・祝)》

前日は大型の台風の影響で夜まで雨が降っていました。これではせっかく出たきのこがグチャグチャだろうと心配しながら山を登りましたが、その予想は見事にはずれました。なぜならば、きのこがない。出ていた痕跡もないのです。そんな中でまだ傘の開いていないマントカラカサタケが数本はえていました。雨に打たれた様子もないので、台風が去った後に一晩で伸びたのだろうと思われました。集まったきのこを見ると、昨年の同時期にはたくさん出てきたテングタケ属やイグチ類のいわゆる夏きのこがほとんどありません。夏から秋への端境期なのでしょうか。 

 採集されたきのこのリストは会員限定ページです。(I.S.