花の帝釈峡を歩きました

皆様、因島のDです。

 4/1011に花いっぱいの帝釈峡を歩きました。

春の見かけないキノコも出ていました。

    記

p1ニセクロチャワンタケ:腐木片に4本生えていました。

p2オオイチョウタケ

p3メダケ赤衣病菌?:メダケの稈では、よく見るのですが、

           ササ類の葉につくものも同じでしょうか?

  同定ミスなどがあれば、ご意見の程、よろしくお願いします。

                                                                                        (T.D)

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    T.I (土曜日, 20 4月 2024 18:47)

    我が家は、毎年恒例の桜騒ぎが終わり、やっと家を空けられるようになりました。

    P1 ですが、よく似たきのこにエツキクロコップタケが有ります。
    肉眼的に区別するのは難しいのですが、ニセクロチャワンタケの胞子が球形なのに対し、エツキクロコップタケは長楕円形なので、検鏡すればハッキリします(ほかに側糸先端の形状も異なります)。
    また、托外皮もニセクロチャワンタケが微毛状なのに対し、エツキクロコップタケは鱗片状です(写真右側の子実体は鱗片状に見えるのですが)。
    確定するには検鏡が必要です。

    P2 は、傘中心に突起のような中丘が有る様に見え、ヒダも垂生しておらず湾生もしくは上生のように見えます。
    これらの特徴はオオイチョウタケと合致せず、どちらかと言えば春によく見るザラミノシメジ属菌に見えます。
    おそらく、メルツアー液でアミロイドに染まる胞子表面が観察できるはずです。

    P3 メダケ赤衣病菌は駄賀さんの観察通り、竹笹類の稈にのみ見られるサビ病菌の一種で、病原性は弱く葉に病徴は出ません。
    なので、メダケ赤衣病菌でないのは確かですが、そこから先は見当がつきません。

  • #2

    T.D (土曜日, 20 4月 2024 18:49)

    I 様

     この度も、貴重なコメント、感謝です。
    p1:エツキクロコップタケも検討しましたが、図鑑の
      「土壌に埋もれている落枝より生える」でcutしました。

      しかし、外皮をphotoするとき、腐木を動かしましたが
      柄の基部は土壌になかば埋まっていたような気もします。
      外皮も皺と小突起があり、鱗片のようには見えませんでした。
              (しかし、毛は皆無ですね。)

    p2:「ヒダが垂生」の件、気にはなっていたのですが、中型で春に生えるキノコは、
    オオイチョウタケしか思い当たりませんでした。ザラミノシメジ属が
    (手持ち図鑑で3種とも)「春から発生する」とは認識不足でした。

     いずれにしろ、今回も、目視観察が十分でなかったこと、図鑑をきちんと読んでいないことを
    痛感しました。やはりキノコの同定は、最終的には顕微鏡観察でしょうか。

    もう少し、肉眼で頑張ってみたいと思います。
      有難うございました。