2024/04/12 花の帝釈峡を歩きました 皆様、因島のDです。 4/10,11に花いっぱいの帝釈峡を歩きました。 春の見かけないキノコも出ていました。 記 p1ニセクロチャワンタケ:腐木片に4本生えていました。 p2オオイチョウタケ p3メダケ赤衣病菌?:メダケの稈では、よく見るのですが、 ササ類の葉につくものも同じでしょうか? 同定ミスなどがあれば、ご意見の程、よろしくお願いします。 (T.D) tagPlaceholderカテゴリ: 会員の活動記録 コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。) #1 T.I (土曜日, 20 4月 2024 18:47) 我が家は、毎年恒例の桜騒ぎが終わり、やっと家を空けられるようになりました。 P1 ですが、よく似たきのこにエツキクロコップタケが有ります。 肉眼的に区別するのは難しいのですが、ニセクロチャワンタケの胞子が球形なのに対し、エツキクロコップタケは長楕円形なので、検鏡すればハッキリします(ほかに側糸先端の形状も異なります)。 また、托外皮もニセクロチャワンタケが微毛状なのに対し、エツキクロコップタケは鱗片状です(写真右側の子実体は鱗片状に見えるのですが)。 確定するには検鏡が必要です。 P2 は、傘中心に突起のような中丘が有る様に見え、ヒダも垂生しておらず湾生もしくは上生のように見えます。 これらの特徴はオオイチョウタケと合致せず、どちらかと言えば春によく見るザラミノシメジ属菌に見えます。 おそらく、メルツアー液でアミロイドに染まる胞子表面が観察できるはずです。 P3 メダケ赤衣病菌は駄賀さんの観察通り、竹笹類の稈にのみ見られるサビ病菌の一種で、病原性は弱く葉に病徴は出ません。 なので、メダケ赤衣病菌でないのは確かですが、そこから先は見当がつきません。 #2 T.D (土曜日, 20 4月 2024 18:49) I 様 この度も、貴重なコメント、感謝です。 p1:エツキクロコップタケも検討しましたが、図鑑の 「土壌に埋もれている落枝より生える」でcutしました。 しかし、外皮をphotoするとき、腐木を動かしましたが 柄の基部は土壌になかば埋まっていたような気もします。 外皮も皺と小突起があり、鱗片のようには見えませんでした。 (しかし、毛は皆無ですね。) p2:「ヒダが垂生」の件、気にはなっていたのですが、中型で春に生えるキノコは、 オオイチョウタケしか思い当たりませんでした。ザラミノシメジ属が (手持ち図鑑で3種とも)「春から発生する」とは認識不足でした。 いずれにしろ、今回も、目視観察が十分でなかったこと、図鑑をきちんと読んでいないことを 痛感しました。やはりキノコの同定は、最終的には顕微鏡観察でしょうか。 もう少し、肉眼で頑張ってみたいと思います。 有難うございました。
T.I (土曜日, 20 4月 2024 18:47)
我が家は、毎年恒例の桜騒ぎが終わり、やっと家を空けられるようになりました。
P1 ですが、よく似たきのこにエツキクロコップタケが有ります。
肉眼的に区別するのは難しいのですが、ニセクロチャワンタケの胞子が球形なのに対し、エツキクロコップタケは長楕円形なので、検鏡すればハッキリします(ほかに側糸先端の形状も異なります)。
また、托外皮もニセクロチャワンタケが微毛状なのに対し、エツキクロコップタケは鱗片状です(写真右側の子実体は鱗片状に見えるのですが)。
確定するには検鏡が必要です。
P2 は、傘中心に突起のような中丘が有る様に見え、ヒダも垂生しておらず湾生もしくは上生のように見えます。
これらの特徴はオオイチョウタケと合致せず、どちらかと言えば春によく見るザラミノシメジ属菌に見えます。
おそらく、メルツアー液でアミロイドに染まる胞子表面が観察できるはずです。
P3 メダケ赤衣病菌は駄賀さんの観察通り、竹笹類の稈にのみ見られるサビ病菌の一種で、病原性は弱く葉に病徴は出ません。
なので、メダケ赤衣病菌でないのは確かですが、そこから先は見当がつきません。
T.D (土曜日, 20 4月 2024 18:49)
I 様
この度も、貴重なコメント、感謝です。
p1:エツキクロコップタケも検討しましたが、図鑑の
「土壌に埋もれている落枝より生える」でcutしました。
しかし、外皮をphotoするとき、腐木を動かしましたが
柄の基部は土壌になかば埋まっていたような気もします。
外皮も皺と小突起があり、鱗片のようには見えませんでした。
(しかし、毛は皆無ですね。)
p2:「ヒダが垂生」の件、気にはなっていたのですが、中型で春に生えるキノコは、
オオイチョウタケしか思い当たりませんでした。ザラミノシメジ属が
(手持ち図鑑で3種とも)「春から発生する」とは認識不足でした。
いずれにしろ、今回も、目視観察が十分でなかったこと、図鑑をきちんと読んでいないことを
痛感しました。やはりキノコの同定は、最終的には顕微鏡観察でしょうか。
もう少し、肉眼で頑張ってみたいと思います。
有難うございました。